富士山が噴火しないか心配だ。

4日間徹夜のぶっ続けで11時ころ家に帰らされた。
しゃぶしゃぶ食って
寝たら最後、16時には起きようと思ったが時計を見ただけ。
結局21時まで爆睡。
電話もメール着信がいっぱいだ。

だけど僕は今は体を優先する。
若干風邪気味。
ＰＬ顆粒を飲んでまた寝てしまおうと思う。

顔がどす黒くなっている。
指先は真っ白だ。
まさに不健康顔。
もともともあるけど。

まわりを暗くさせないためにもとにかくスマイルだ。

一応テレビはつけっぱなし
職場に来れない人もかなりいた月曜日。

来ても帰れないかもしれないし。

僕はもう何日間も泊まり込みのような、
たまに家に帰ったりはしてるんだけど
地震が起きてから1ヶ月くらいたったような気がする。

もともとこの地区は夏場のエアコンの使用ピークである午後には電力が不足し
工場のエアコン、ＴＣのエアコンなどを止めることはしょっちゅう。
台風や落雷で他社から電力の供給を受けることもある。

だからこういった事態には慣れている。
3年くらい前には太陽光発電装置の大掛かりなものをとりつけたりして
できるだけ近隣の皆さんに迷惑がかからないようにはしているつもりだ。

計画停電、結局実施されなかった。

誰が言い出したのかどうせ本人は行かないのだろうが災害復興のために人員を派遣しようと言い出しやがった。
それ自体は悪くない。しかしそいつの魂胆はいつも丸見えである。
こういうのを大義名分と言うのだろう。

技能員たちもそれなりに訓練されているのでそこそこは役に立つと思うが
僕の睡眠時間は平均2時間
いつもとは違う仕事をいつもの3倍くらいの集中力でやっている。

このまま体が蒸発してもおかしくないしそれならそれでいい。

ふとそんなことを感じた。

何日たったかわからない。
ときどき家には帰るがほぼ社内で緊急災害時対処マニュアルに従って対応。
眠い。
寝るときは内線かかってくることを想定して電話のボリュームは最大にしてある。
テレビもつけっぱなし。
不思議とある単語に反応しテレビに目をやる。
一応起きているのかな。

東京で起きてることは東京で解決しなければいかん。

手を抜いてもとがめられることはないだろうがそれができない。

何も役に立たず何もできないであろうと思ってたやつも自分なりに考えてきて
弁当やユンケルなどの買いだしをしてきてくれた。ありがたい。

各国から問い合わせが来るが人は来れない。
ひたすら報告、報告、再調査、報告

社長の意思決定の速さ、全責任を負う覚悟
あっぱれ。

僕はできる限りのことをして技術センター以外の仕事は設備と相談しながら。

社会的責任はとにかく今はこの地区の電力を使用しないことだろう。

来ない奴、来られない奴様々だろう。割り切ってるやつも中にはいるのだと思う。
愛が感じられないなぁ。

来いよ！

昨晩呼び出され今朝帰る。
2時間ほど寝たらまた呼び出される。

とにかく安全第一。

いったい僕はなにを守っているのだろう。

お気楽な半フリーターの人間たちにはわかるまい。

俺がいなければ確実に損害をこうむり生きてゆけなくなる部下が
20人はいる。
その家族まで含めれば50人以上。

ひたすら技術センターでテレビをつけながら指揮をとっていた一日であった。

よく揺れる建物だ。

大地震が起きた。
かつて経験したことないほどの波長の長い、そして時間も長い揺れだった。

ＰＣのディスプレイを片手で支えヘルメットをかぶり
それ以上何もできなかった数分。

東京電力の原発がほとんど停止したとのこと。
全ての加硫を中止し数日間何もできない。

安全確認をすべて終え
とりあえず今日は帰ることになった。

自転車もだめということなので徒歩で20分ほど。

近親者になんとか連絡をとった。


一通り無事で安心した。

一日であっという間に日本は大混乱

壊れることもあるさ。
頑張って立て直そうよ。